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お茶の文化の広まりと陸羽の茶経

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 さて、文人たちのたしなみとしての位置づけが確かなものとなったお茶は、秦の全国統一で黄河流域へ広まり、さらにはシルクロードの開通、インドから伝わった仏教の動きとともに各地へ広まっていきます(お寺にお茶の樹が植えられていたりするのはこのためです)。

 お茶が文人になるための必須項目(書・画・琴・品茶)となり、各地に点在する文人たちや“科挙制度”を経て文人となることを志す者たちのお茶に対する知識の欲求は必然的に高まっていきます。

 そして、この頃(唐の時代)になると、皇帝への献上品としてのお茶も“献上茶”として制度化されます。

 このような状況の中、陸羽(りくう)が『茶経』を記します(たまたまのようにも、その時期の必然のようにも見えますが…)。『茶経』は当時のお茶に関する知識を網羅した形で書かれた、今でも色あせることの無い“お茶の文化の原典”とされています。

※写真:陸羽の姿

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by kamefuku-tea | 2009-06-13 10:36 | お茶の文化の広まり
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